設立の目的

背  景

 睡眠は、人間にとって極めて重要なものであるにも関わらず、日常生活のなかでは、ともすれば二の次の要素とされてきました。20世紀の日本社会では、睡眠が怠けを意味したことすらありました。
 このような生活習慣や風潮の結果、現代においては、少なくない人々が睡眠障害を抱えるようになり、治療期間の長期化は生活の質の低下を招き、ときには事故や他の疾患や自殺の原因になっているとも指摘されています。

 

現  状

 現在、睡眠のメカニズムに関する科学的な研究が進んでおり、睡眠の新たな役割が解明されつつありますが、既存の睡眠治療には多くの課題が山積しています。
 まず、入り口である検査入院には時間と医療費を要する為、治療に入るのは簡単ではありません。
 治療に入ることが出来たとしても医師の目は事実上、患者の日常生活にまでは届きません。
 また、健康器具として睡眠測定デバイスが広く出回ってはいますが、エビデンスに欠けているものもあり、必ずしも有用であるとは限りません。しかし、睡眠障害を抱える人々の目の前には待ったなしの現実があります。
 ここに、睡眠健康科学の最先端の研究成果と治療・臨床の最前線とを繋ぐ新しい枠組みを構築する必要性があるのです。

 

私たちの
想い

 本機構は、Stanford大学・太田睡眠科学センターを中心とする睡眠研究・臨床医療機関や信号解析研究者などの研究者グループによって設立されました。
 最新のサイエンスと臨床医療・検査技術を統合し、睡眠障害治療や睡眠健康器具及びサービス等の睡眠に関わる各種研究・開発・実用化について、エビデンスに基づいた知見により適切に指導・助言を行い、睡眠健康産業の育成を目指します。
 また、啓蒙活動を通じて、睡眠のサイエンスから臨床にいたる研究者を育成してまいります。
 睡眠健康科学が睡眠障害に悩む人々にとってより確かな一助となるよう、その健全な発展に寄与してまいります。